《出品酒について》

2000年春から開催を続けている「純米酒フェスティバル」ですが、出展蔵数は会場収容の関係で50蔵程度に制限されています。そして、出展する50蔵が平均して5〜6種類の純米酒を出品しますので、合計250〜300種類の出品酒の利き酒と試飲が出来ることになります。したがって、飲もうと思えば、ほぼ無制限に飲むことが出来ますが、自分の飲める量の限度を超えると危険なことは、愛酒家の皆さんは誰もがご存知のことと思います。
2時間半の間に、出品酒全種類を試飲するのは不可能ですので、無理をせず、自分のペースを守って、純米酒を楽しんでいただきたいと思います。
「純米酒フェスティバル」は、ただの飲み会ではなく、日本酒の奥深さを知り、純米酒の良さとおいしさを味わい、出展する蔵元関係者との交流を楽しむ触れ合いの場でもあります。
自分の舌のレベルと自分の好みの傾向を知り、利き酒能力を磨く場として利用すれば、純米酒フェスティバルの楽しみかたは2倍にも3倍にもなるはずです。
「純米酒フェスティバル」も最初の頃は、ただの飲み会と勘違いした方が多く、飲めるだけ飲もうとする人が多くいて、飲み過ぎて足をとられたり、泥酔してトイレで倒れてしまうような参加者が毎回10名前後いらっしゃいました。
ここ最近は、「純米酒フェスティバル」の開催主旨も浸透し、そうした“飲み過ぎ派”は少なくなりましたが、1000名以上集まると、どうしても2〜3名は、泥酔者が出てしまうようです。
「純米酒フェスティバル」は、利き酒用のグラスと試飲用のグラスがわかれていて、参加する皆さんには、1人2個のグラスを使いわけていただくルールになっています。
試飲用のグラスは、縦長のワイングラス風で、容量は約100mlの日本酒専用グラスです。
利き酒用の専用グラスは、約60ml入る清酒グラスですが、このグラスを出展ブースで差し出すとだいたい20ml前後の量を注がれます。真面目に利き酒する人は、口に含んだほとんどの量を吐き出しますが、吐き出さずに全部飲んでしまう方も多いようです。利き酒用の専用グラスはフリーですので、飲む場合は何杯でも飲むことが出来ますが、限度は30杯(約600ml)くらいで、50杯も飲むと1000ml前後にもなり、かなり危険です。
何も食べないで、お酒だけを飲むと相当酔ってしまいますので、適度に料理を食べ、飲料水を多く飲むようにして、自分をコントロールすれば、ある程度悪酔いを避けることが出来ます。最近は、利き酒専用グラスを上手に使う方が多く、試飲専用として参加者にお渡しする5枚綴りの「純米酒味わい券」(試飲用グラスで5杯まで)が足りないという方がいなくなりました。
最初の頃は、5枚では足りないという方が多くいましたが、今はそうした人は皆無です。
そういう意味では、皆さんの飲みかたが上手になったと言えますが、本当はグラスの使い方が上手になられたものと、純米酒普及推進委員会では推測しています。
いずれにしても、こうした日本酒の会では、飲み過ぎて自分を見失うような方は日本酒本来の楽しみかたを知らない人であり、参加資格のないタイプと見なされてしまいます。
酒は、他人に迷惑がかからないよう、静かに、ゆっくりと楽しむべきものです。
無制限に飲める環境の中、自分の量をわきまえ抑えることも酒飲みとしては大切なことです。
「純米酒フェスティバル」では、ルールとマナーを守り、楽しく純米酒を楽しみましょう。
「純米酒フェスティバル」にご参加いただく皆様のご理解とご協力を、お願い致します。